院長紹介

院長紹介

ごあいさつ

はじめまして。E-line矯正歯科院長の上野拓郎です。

当院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

矯正ひとすじに30年、多くの患者さんの治療に携わってまいりました。この仕事のやりがいは、何といっても治療を終えた日の患者さんの笑顔に出会える事です。

初めて相談に来た日、パーカーのジッパーを目一杯引き上げて、顔の半分くらいを埋もれさせていた高校生のM君。深い悩みが伝わりました。外科治療も乗り越えて装置が外れる頃には、表情もすっかり明るく、髪色まで明るくしてアクティブで笑顔の似合う大学生になっていました。

「うちの子、自信がついたのか成績が上がったんです」と嬉しそうに話されるお母様がいらっしゃったり、「口元を隠さずに笑えるようになりました」「劇団の主役が取れました!」など喜びの報告をしてくれる患者さんもいます。

この瞬間があるからやめられない!と感じながら、気づいたら30年が経っていました。患者さんの人生の一部分に関わらせていただけるのはこの上ない喜びです。時には過分な感謝の言葉もいただくのですが、こちらの方こそ何倍も感謝しているのです。

初めて矯正治療に踏み出す方にも安心して相談していただけるよう、わかりやすい説明を心がけています。
どうぞお気軽にご相談ください。

皆様との出会いを、楽しみにしております。

E-line矯正歯科院長  上野 拓郎

E-line矯正歯科院長  上野 拓郎

上野 拓郎 博士(歯学)

資格

  • E-line矯正歯科:日本矯正歯科学会臨床研修機関指定施設

所属学会

  • 日本矯正歯科学会
  • 北海道矯正歯科学会
  • 世界舌側矯正歯科学会
  • 日本口蓋裂学会
  • 日本顎関節学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本アンチエイジング歯科学会

経歴

  • 1986年
    北海道大学歯学部卒業
    北海道大学歯学部歯科矯正学講座入局
  • 1993年
    学位(歯学博士)取得
    日本矯正歯科学会認定医 取得
  • 1997年
    E-line矯正歯科開院
  • 1999年
    日本矯正歯科学会指導医 取得
  • 2006年
    世界舌側矯正歯科学会(WSLO)認定医 取得(於ニューヨーク)
  • 2007年
    日本舌側矯正歯科学会Active Member 取得
  • 2008年
    日本矯正歯科学会臨床指導医 取得
  • 2023年
    日本歯科専門医機構認定 矯正歯科専門医 取得
  • 2025年
    日本歯科専門医機構認定 研修指導医 取得

矯正歯科医の資格について

⒈ 日本歯科専門医機構認定「矯正歯科専門医」とは

これまで日本では、医科に比べて歯科の専門医制度が統一されておらず、各学会が独自に認定していました。そのため、認定基準にばらつきがあり、専門医の質に差があるとの指摘がありました。

この問題を受け、厚生労働省が中心となり、国民に信頼される歯科医療を提供するため、2018年『日本歯科専門医機構』が正式に発足しました。

その中で「矯正歯科専門医」制度は2024年9月にスタートし、認定を受けた歯科医師は「矯正歯科専門医」として公に広告することが可能になりました。初年度認定は全国で269名います。

「矯正歯科専門医」認定条件と審査

「日本矯正歯科学会の認定医であること」「共通研修の受講」等が条件で、さらに下記の審査等に合格することが必須です。

症例審査:不正咬合のパターン別の課題症例(5症例)及び試問(全症例に術後2年以上の経過資料が必要)
筆記試験:矯正歯科専門医として必要とされる知識の評価
共通研修の内容は、「医療関連法規・医療経済」「院内感染対策」「医療安全」「医療倫理」「患者・医療者関係の構築」

現在、初年度(2023年度)認定の「矯正歯科専門医」を下記で検索できます。
https://jdsb.or.jp/about_specialist_list.html

⒉ 日本矯正歯科学会「認定医」とは

「認定医」になるためには、歯科医師免許を取得後最低5年以上の臨床研修を修了するなど、いくつかの条件を満たした上で症例審査に合格しなければなりません。
「認定医」は、矯正に関して適切な知識や技術を持っている歯科医師です。

下記HPで、都道府県ごとの検索ができますので、矯正治療をどこで受けたら良いか悩まれた際はご参考にされてください。

日本矯正歯科学会「認定医・指導医・臨床医を探す」
https://www.jos.gr.jp/roster

目立たない矯正治療にこだわる理由は

今から50年以上も昔になりますが、実は私も矯正治療患者でした。中一の時で、当時周囲に矯正をしている人は一人もいませんでしたから、かなり先駆けの患者だったと思います。

その頃の歯医者さんといえば、倒れない椅子式のユニットが当たり前でしたが、私が通った歯科医院は新式の、今と同じ寝た状態になるユニットを導入していました。まるでサンダーバードの世界でワクワクしたものでした。そして矯正装置も、当時は見た目がギラギラで痛みも相当なものだったと言われる「金属製フルバンド」が当たり前でしたが、なんと私の歯にはプラスチック製の目立たないブラケットがついていました。のちに大学の講義で知ったのですが、それは当時日本で発売したばかりの最新の装置でした。

その頃のフルバンド経験者の話では、装置をつけた日は頭蓋骨が割れるかと思ったほど痛くて、ついたあだ名は「オオカミ」だったそうですから、最新の治療を快適に受けられたことはかなりラッキーでしたし、思春期真っ只中の私にとって、何とストレスのない治療だったことか!と今更ながら感謝をするのです。

そうして時は流れ、晴れて矯正歯科医として独り立ちした頃、装置が目立つ事に抵抗がある患者さんが結構いらっしゃることを知り、その頃北海道ではほとんど普及していなかった「舌側矯正」を本格的に治療のシステムに取り入れていこうと心に決めました。

何事も納得するまでやらないと気が済まない性格なので、来る日も来る日も診療後深夜まで、ビルの警備員さんが「入口閉めますよ〜」と言いに来るまで、装置の改良、工夫に明け暮れていました。

その頃東京ではすでに「舌側矯正」は盛んで、尊敬する先輩医師や著名な先生からの直接の学びや交流に恵まれたこともあり、その後「舌側矯正」について学会で幾度か発表する機会もいただきました。そして今日まで学びを続けながら、この治療法の精度を高めることに情熱を傾けてきたわけです。

医療は、日進月歩で進化を遂げるものです。常に新しい知識や技術を積極的に取り入れることで、患者さんに恩恵を届けられるよう今後も努めたいと思っています。それこそが、医療の本質でありますから。

プロフィール

上野拓郎 1959年小樽市生まれ。

  • 幼少期の思い出:とにかく工作好きで、ウルトラセブン、地球儀、モーター付きの車など、作品に囲まれた部屋だった
  • 好きな映画:ニュー・シネマ・パラダイス(ラストシーンは何回観ても号泣する自信あり)
  • 自慢できること:5分で寝られる
  • 家族:妻、娘一人(歯科医師)、19年飼った愛猫ルーチェは今も心に住む
  • 好きなこと:雲を眺めること(何時間でも見ていられる)、フィレンツェ
  • 好きな音楽:モーツァルト、Mrs. GREEN APPLE