-
叢生(乱杭歯)
症例01 叢生(乱杭歯)
-
初診時 -
拡大終了時
主訴 前歯の生えてくる隙間が足りない 初診時年齢 6歳6か月 女性 診断 歯と顎の大きさの不調和による叢生 使⽤装置 上下顎拡大床(可撤式)、リンガルアーチ 抜⻭・⾮抜⻭ 非抜歯 治療期間 14か月 治療 拡大床で顎を拡げたのち、リンガルアーチで保定を行う。
必要に応じ、側方歯の萌出の経過観察、及び萌出誘導を行い、1期治療終了(永久歯萌出完了)
その後再度検査を行い、2期治療には移行せず治療終了治療費 -
- 検査・診断料
- 38,500円
-
- 1期治療費
- 330,000円
-
- 調節料
- 5,500円x8回
リスク・副作⽤ 可撤式の装置の場合、使用時間が短いと効果が得られず、叢生の改善が不十分で2期治療の可能性が高くなる。
またその際の抜歯の可能性が高くなることがある。 -
-
出っ歯(上顎前突)
症例01 出っ歯(上顎前突)
-
初診時 -
1期治療終了時
主訴 出っ⻭、⼝が閉じにくい 初診時年齢 13歳2か⽉ 男性 診断 上顎前⻭の唇側傾斜による⻭槽性上顎前突の症例 使⽤装置 アクティブプレート、セクショナルアーチ、リテーナー 抜⻭・⾮抜⻭ ⾮抜⻭ 治療期間 30か⽉ 治療 上顎前突の原因となってる上の前歯が外向きに生えているのを改善するため、アクティブプレートを装着。就寝時を含めて1日10時間以上の使用を指示。
治療開始から20か月後、下顎前歯の叢生改善のため、部分的にブラケットを装着。6か月後保定に移行。
咬合状態が良好なため2期治療に移行せず終了。治療費 -
- 観察料(保定)
- 38,500円
-
- 1期治療費
- 330,000円
-
- 調節料
- 5,500円x15回
リスク・副作⽤ 可撤式の装置の場合、使用時間が短いと効果が得られず、叢生の改善が不十分で2期治療の可能性が高くなる。
またその際の抜歯の可能性が高くなることがある。
ブラケット装着中は歯磨きがしづらくなり、カリエスリスが高くなる。症例02 出っ歯(上顎前突)
-
初診時 -
1期治療終了時 -
2期治療終了時
主訴 出っ⻭、上唇が出ている、前⻭が深く噛み込んでいる 初診時年齢 10歳11か⽉ 男性 診断 下顎⾻の劣成⻑による⾻格性上顎前突 使⽤装置 バイオネーター、マルチブラケット装置(唇側) 抜⻭・⾮抜⻭ ⾮抜⻭ 治療期間 45か⽉ 治療 上顎前突の原因となってる下顎の成長促進のためバイオネーターを就寝時を含めて1日10時間使用を指示。
21か月使用した結果、下顎が十分前方に誘導できた。
下顎の位置の安定を見るため経過観察6か月。
2期治療へ移行。
上下顎関係も良好で叢生も軽度なため、非抜歯による
マルチブラケット装置の治療を18か月行い終了。治療費 -
- 検査・診断料
- 38,500円
-
- 1期治療費
- 330,000円
-
- 調節料
- 5,500円x12回
-
- 2期治療費
- 330,000円
-
- 調節料
- 5,500円x11回
リスク・副作⽤ 可撤式の装置の場合、使用時間が短いと効果が得られず、叢生の改善が不十分で2期治療の可能性が高くなる。
またその際の抜歯の可能性が高くなることがある。
ブラケット装着中は歯磨きがしづらくなり、カリエスリスが高くなる。 -
-
うけ口(下顎前突)
症例01 うけ口(下顎前突)
-
初診時 -
1期治療終了時
主訴 うけ口、下顎が出ている 初診時年齢 6歳4か月 女性 診断 下顎骨の過成長による骨格性反対咬合の症例 使⽤装置 上顎前方牽引装置、チンキャップ、リンガルアーチ 抜⻭・⾮抜⻭ 非抜歯 治療期間 84か月 治療 うけ口改善のため、下顎の成長抑制、上顎の成長促進のため上顎前方牽引装置の使用を開始。使用時間は、就寝時含め10時間以上を指示。通院は2か月に1度程度。
31か月後、永久歯の萠出誘導を図るため、装置をチンキャップ、リンガルアーチに変更。使用時間等に変更なし。
65か月後、下顎の成長抑制のみ必要と判断し、チンキャップのみの使用、使用時間は就寝時のみとした。
思春期成長、その後の身長の伸びもほぼ終了し、咬合状態が良好なため2期治療への移行は行わず治療終了。治療費 -
- 検査・診断料
- 38,500円
-
- 1期治療費
- 330,000円
-
- 調節料
- 5,500円x34回
リスク・副作⽤ 成長期における顎の成長が不正咬合を悪化させる要因となるので、思春期成長中は、治療と経過観察が必要。
そのため、治療が長期に及ぶ。装置の使用状況により不正咬合の再発を起こすことがある。
装置による顎整形力が顎関節に悪影響を及ぼす事がある。 -
-
開咬(オープンバイト)
症例01 開咬(オープンバイト)
-
初診時 -
1期治療終了時
主訴 でこぼこ、前歯が噛み合わない 初診時年齢 9歳1か月 男性 診断 舌突出癖による前歯部開咬の症例で叢生を伴う 使⽤装置 MFT(舌のトレーニング)、Wアーチ、リンガルアーチ、セクショナルアーチ 抜⻭・⾮抜⻭ 非抜歯 治療期間 59か月 治療 前歯部開咬および叢生改善のために舌のトレーニング歯列弓の拡大を行った。6か月の拡大後、リンガルアーチで保定を行い、永久歯の萌出誘導を行った。
前歯部萌出後、セクショナルを8か月間装着し、前歯部の配列を行った。
治療期間を通して、舌のトレーニングを継続して行いる。咬合状態が良好なため2期治療に移行せず、現在も、フィックスドリテーナーで保定中。治療費 -
- 検査・診断料
- 38,500円
-
- 1期治療費
- 330,000円
-
- 調節料
- 5,500円x38回
-
- 観察料
- 5,500円x5回
リスク・副作⽤ 舌突出癖がトレーニングによって改善されても再発のリスクがあり、継続的なトレーニングが必要。ブラケット装着中は歯磨きがしづらくなり、カリエスリスクが高くなる。 -